ならしみんだより

ならしみんだより 12月号

「人も猫もハッピーな街に」

様々な理由で保健所に保護される犬猫たち。特に猫は収容数が多いのですが、奈良市ではこの猫たちに新しい飼い主を見つける「譲渡」に力を入れて活動されています🐈

保護猫が負傷していた場合、市内の協力病院が治療を担当するのですが、当院の取り組みについての院長のコメントが掲載されました✨

「当院では、保健所から様々な状態で運ばれてくる猫を、譲渡後の生活も考えてなるべく負担のないように治療・手術しています。通常診療の合間に治療するため大変ですが、元気のなかった猫がかわいい声で鳴いてくれるようになると、純粋に嬉しいですね。

精密検査の結果、残念ながら治療が難しい場合もあり、厳しい判断が求められることもあります。この場合、どうするのが正解なのか、明確なガイドラインがあるわけではありませんが、当院の獣医師たちは命に携わる者として最後まで諦めずに治療に臨んでいます。

殺処分が減っている背景には、動物保護ボランティアグループの尽力が大きいと思います。私たちは獣医師という立場で、市の譲渡の取り組みに協力していきたいと思います。」